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コミックマーケット70スペース確保。金曜です。

2006年04月13日

誰かのために。

ニュースなどでは花見の映像。
北海道ではまだ雪が残ってますよ。
花見はGW、それが北海道の常識。

今度の舞台=オランの、詳細なガイドブックを作成しました。
B4両面で二枚ですけど、シナリオ集やワールドガイドなどから地図や記述を全部引っ張り出して有名人についても全部紹介しました。
どうしてかっていうと、今回初めてアレクラストに行く初心者さんがいるからです。
シティアドベンチャーの要素が多いというシナリオで、初心者さんがシーフに挑戦するからです。
その都度GMが「この街には●●があるよ」って言ってもいいけど、自分で「そういえば●●があったな」っていう方が本人も充実感あるかなと。
他のメンバーは殆どオランを経験しているのでいらないといえばいらないものです。
それでも、一人の需要のために作りました。
(本当に需要があるかはまだわからん!)

以前の記事(「バーチャル初心者プレイ」)でも書きましたが、それがたとえ重要じゃない情報だとしても、一人だけ知らないってのは寂しいんですよね。疎外感、までいかなくとも、周囲が知ってるのに自分は知らなくてポツン、では。


私は、配慮のない人間です。
「一人っ子です」というと納得されることが多いです。
別に一人っ子でも配慮のできる人はできるんであまり関係ないんじゃないかなと思うんですが、それが一転して、TRPGに関しては最大限配慮をするように心がけています。なんとか。

どうしてそういう風になったかというと、やっぱり昔の出来事がきっかけだったんじゃないかな。





大学時代、ロードスRPGのGMを何度かやらせて頂きました。
初めてのキャンペーン。
実はこのキャンペーン、5回程度やったんですが、最終回を迎えていません。
主人公=騎士のPLさんが諸事情で大学から去ってしまったので(けっこう急に)。
そしてその頃がちょうど年度の境目により、新一年生が珍しいことに大量加入したため今までのキャンペーンを維持することができなくなり(一年生ほっぽって自分らだけで遊ぶわけにもいきませんし)、それまで遊んでいたものの大半が終わったのですが。

何度も書いていますが、私はヘボGMです。
でした。
一本道とかそういう問題じゃないくらいのシナリオしか用意できなかったし(思いつかない!)、本当に、あの頃の自分がGMをするテーブルに今ついたらGM半殺しです。
(まさにマゾ)

そんなものしか提供できなかったけど、先輩たちは優しくて、いつもニコニコしていてくれました。
内心かなりキツかったとは思います。

だって、明らかに他のGMと私とでは力量に差がありすぎます。
皆さんをベテランのシェフとします。
毎回フルコースの絶品料理をこれでもかと食べさせてくれる人ばかりです。
そしてサークルの皆はそんな料理を食べなれていました。
(まぁ、レジェンド先輩のジャイアンシチューもけっこう食べましたが…)

そこへ行くと私は目玉焼き+あやしい味噌汁くらいしか作れません。
しかもそれを息も絶え絶えで作ってテーブルに並べる。

今なら、せめて目玉焼きには粗挽き黒胡椒をかけるとか、一緒にベーコンをって程度ならできます。
(今でも目玉焼きかよ!オムレツに進化させろよ!)

思い出しても顔から火が出るほどのダメっぷり。
きっと、みんな苦笑しながら毎回目玉焼きをつついてくれてたんだろうなぁ…しかも毎回焼け具合が違う目玉焼きを…端っこの焦げた目玉焼き…


本当にね、GMやり始めの人なら大半がわかってくれるんじゃないかなと甘い期待を抱いているんですが。
周囲のベテランはどうしてあんなにいっぱい引き出しがあるんだろうって。
どうして自分を飽きさせない進行と発想なんだろうって。
それにくらべて自分の考えつくことは安易だなぁって。
でもそれでも、自分のできることを一生懸命やるしかないんですけどね。


そんなこんなで、騎士のPLが脱退することになって、「あ、終わっちゃったなぁ」と思っていた頃。
年度が変わる前にPLの一人である先輩からおハガキを頂きました。


「自分の卒業までに続きをやることができなければ、あのパーティで小説かリプレイを書いてくれませんか?
あの冒険は、大学時代で最も楽しかったものの一つですので。」



びっくりしました。
そ、そりゃ、周囲のPLは面白い人ばっかりでしたから。
でも、いや、たとえ百歩譲ってこれがお世辞だったとしても!
こんな風に言ってもらえるようなキャンペーンだったとは夢にも思っていませんでした。

ハガキを手にしたまま、誰もいない部屋で一人でぼろぼろ泣きました。
先輩の言葉が嬉しかったんじゃなくて、自分の愚かさ加減に憤って。


自分は、この先輩にこんな風に言ってもらえるだけ、頑張っただろうか?
もっと力を尽くせたんじゃなかろうか?
どこかで「初心者だから、このくらいで許してもらえるんじゃないか」って甘えがなかったか?



この先輩のポジションは司祭。
(「追憶のマイリーチョップ」参照)

この先輩を、シナリオ中に取り上げたことは殆どありませんでした。
やはり、「ロードス、だから騎士」みたいな考えであったと思います。
「騎士だからー、王命には従うしー、そこらへんからー」ってのばかりだったかと。まぁ「マイリーチョップ」では導入で利用させてもらったけど、それでも最後のアレのせいですっかりオマケ扱いにしてしまいました…

こんな風に言ってくれてる人を、どうして放置(はっきり言えば放置だと思います)しちゃったんだろう。
この先自分がどれだけマスタリングする機会があるかわからないけど、きっとわざわざ手紙でこう書いてくれる人なんか、そうそう現われるわけがない。


自分は、この人のために、もっと頑張れたんじゃないか?


ありがとう、ありがとう、ごめんなさい。
何度もハガキにそう言って、構想だけあった最終回を無理矢理小説に仕立てて、私のキャンペーンは終わりました。

結果的には皆に喜んでもらえたけど、殆ど、その先輩一人のために仕立てたようなもんです。


もしこの先私が毎週どっかのコンベでGMをやるような人間になったとしても。
「あー、今日は寝てないやー」
「今日はシナリオありませーん。フルアドリブでーす」
「うまくいかなかったのはPLのせいだ」
とは、死んでも言いません。

「最も楽しかったもののひとつ」なんて言ってくれる人に出会っちゃったら、言えません。

素晴らしいGMに出会って、TRPG人生(というかTRPG観)が変わるというのはよくあることかもしれません。
でも、PLのひとことで、のちの私の考え方は、変わったと思います。


……というわけで。
後から「もっとできることがあったんじゃないか」って悔やむくらいなら、今のうちに自分にできることはしようと思っています。
それが、たった一人のためにでも、その人が喜んでくれるなら、私はします。
(心ない人相手には指一本動かさない人間ではありますが)

ブログも、実は、「一人のために」記事を書いたことがあります。
その他の皆さんごめんなさい。
たった一人が笑ってくれたらいいやと思って。
結果的に他の人も笑ってくれたので、救われましたが…

結局、文章を書くことでしか、私は誰かに恩返しをできない人間であるようです。
だったら、もっとうまくなりたいなぁ。
posted by 管理人 at 11:08| Comment(3) | TrackBack(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>だって、明らかに他のGMと私とでは力量に差がありすぎます。

そのセッションが素晴らしく楽しかった時、その理由は、
@システムが良かった。
AGMとしての技量が優れていた。
BGMの人格、判断力が優れていた。
CPLの組み合わせが良かった。
DGMがいいひとだった。
後の方ほど、実は大きな要因に成っているのでは。
そう、思ってはいます。

なので、
>〜最も楽しかったものの一つですので。」
と、書かれた先輩の気持ちも解らないではありません。

最も、睡眠不足でゲームに挑んだり、フルアドリブで
マスタリングのスリリングさを味わったり、
よそ様のゲームサークルの花見に乱入してタダ酒を
かっくらったり(先々週(^^;))している者が
言うことではナイですね。OTL(オマイカ
Posted by げげるん at 2006年04月13日 21:04
 途中で脱退してしまい、本当に申し訳なかったです...
 本当にごめんね。

 でお、言い訳じゃないですけど、がちゃさんはがちゃさんのコミュニティが作れて本当に良かったです。
 自分には自分のコミュニティがあったので、脱退した事をずっと後悔していたので...
Posted by 如月 翔也 at 2006年04月14日 01:08
昼まで寝てた管理人です。

>げげるんさん
とりあえず@簡単なシステムだったのとCPLが全員協力的だったのが良かったようです。GMはアホで緊張しっぱなしの人間でした。

>翔さん
翔さんがあと一年いたら、おそらく全然違ったサークルに今頃なってたと思います(笑)。
人生あとどれだけTRPGができるかわかりませんが、翔さんに教わったことは忘れずやっていくし、また翔さんと遊ぶ日まではTRPGしてたいものです。

コメントありがとうございました!
Posted by 管理人がちゃ at 2006年04月14日 12:09
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