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2005年09月27日

感謝と尊敬∞

かなしいときー。
掃除したトイレに間髪入れず旦那が入ったときー。
(このショックは主婦にしかわかるめぇ)

日に日に寒くなってきて鼻水すすってる管理人ですこんばんは。
昨日のテレビでびっくり。
「武士はくわねど高楊枝」って言葉は、だいたいハタチ前後から下の世代は使わないとか。
じゃ、10代のへっぽこリプレイ読者は、「ファリスはくわねど高楊枝です!」ってイリーナのセリフはわかんなかったんでしょうか?
まぁ、TRPGやってるような人は同年代よりかは読書してるでしょうから……

今日は、過去の話からまたひとつ。
老人じみた昔話ですけどそれでもよければ。
タイトルは「わたしのそんけいするひと」で。

ふと気づいた、自分が幸せであったこと。
案外、幸せの中にいる時って気づかないもんです。
あとからわかるもんです。







……何をしみぢみと語ってるのかと思いきや。

よく面接練習とかで「尊敬する人は誰ですか?」「はい、両親です」とかシミュレーションしたことないですか?まぁ両親というのはたいていフツーです。自分をここまでデカく育ててくれたのは両親なんですから。

皆さんのTRPG人生は、だいたい何年ほどでしょうか?
ここでいう「TRPG歴」っちうのは、「自分の年齢−TRPGを始めた年齢」で割り出せるのではないでしょうか。私の場合途中途中で全くやってなかった時代が長いので、純粋に計算すると中学での数ヶ月、大学での二年、会社員時代の1年、主婦になってからのこの一年ちょいってことで合計5年未満なんですね。
これが長いのか短いのかはわからないし、その時代の濃度もあるから何ともいえませんけど……拙い(というか最早マズい)プレイヤーではありますが、誇れることがあります。

それは何度も書いていますが、素晴らしい先輩たちに出会ったこと。

……すでに他力本願のケが見えていますね!

いや、これも、長くTRPGをやっていくには重要なことだと思います。
最初に伝説級の悪玉菌=レジェンドに出会ったら?
それでもTRPGは楽しい、楽しい人と遊べば最高だってことがわからなかったら?
……そこでドロップアウトしていたかもしれません。
たくさんの人と同じように。
そしてこんなブログなど持たず、違う人生を送っていたのかもしれません。
(それはそれでどっちが幸せとかはツッコまないように!)

私は、もういいかげんいいトシですが、まだ未熟です。ずぅっと発展途上で日々勉強とか言えば聞こえはまだいいですけど、単なる大人になりきれてない人です(イタい!)。
それでも、セッションの内外で、先輩たちからたくさんのことを学びました。直接教えて下さることもあれば、行動で示して下さることもありました。これがのちの私にとってどんなに大きいことか、当時はわかりませんでした。

TRPGやってる上でこの人を尊敬する!といえば、まずは「GMがすごい!」とかでしょう。
でも、本当にすごい人ってのは、GMやってない時でもすごい。
そんな人が、テーブルに一人でもいれば、のちのTRPG人生はかなり変わります。
私には、特に尊敬できる人が3人いました。
イニシャルにすると微妙にアレなので、AさんBさんCさんとしますね。

Aさんは、今東京にいます。
いつもニコニコのほほんとしてるけど、全ての事柄において、洞察力がものすごい人です。
RPG福袋を使ったいろんなゲームを紹介してくれました。

Bさんも、現在東京の人。
以前何度か出てきたリンドリのGMさん(そしてマイリー・チョップの名づけ親…)。
知識量がハンパじゃありません。全ての事柄に真摯に取り組む方です。

そしてCさん。
昔から別のサークルの代表者です。ものすごく面倒見のよい方です。
私に以前記事にした「OBがしゃしゃり出るな」というのを教えて下さった方です。

この人たちは、もちろんGMとしては私ごときの稚拙な文才では表現できない(!!!)才能の持ち主です。もちろん、天賦の才能に加え努力・勉強なさってのことでしょう。
AさんとCさんはアドリブ型のGMです。しかしアドリブ型の中でもさらにタイプが違います。Aさんは非常に頭脳が柔軟であり、Cさんは引き出しが多いと、お互い違うタイプながらPLのどんな行動にも対応できるといったワザの持ち主。反対にBさんは綿密シナリオ型。PLがどういう行動に出るか緻密に計算。正確です。

わかったかい、
シナリオがないのとアドリブが効いてるのは違うんだよ●●●●さん!
(たとえレジェンドでも、しっかりシナリオがあれば、「まだ」何とかなるという話)

まぁ、GMとしてこの人すごーいってのは、皆さんの入られたサークルにも絶対いらっしゃると思います。私も、上に挙げた3人以外でも見ます。
一味違うのはここからですね。

聞けば、そんなこと当たり前じゃん、って思うかもしれません。
それくらいオレだってやってるよとか。
でもね。
自分でやってるのと、万人からそう認められるのってちょっと違う。

皆さん、あふれんばかりの個性の持ち主です。
でも、絶対他人を押しのけたりしての自己主張や表現はしませんでした。
私はTRPGやってる人ってのは基本的にオタクだと思ってますが、オタクっておとなしいワリに、TRPGをやる時はこれでもかと「オレがオレが」してくる方が多いでしょう(苦笑)。
いませんか?フツーに話してて「うん、で、オレがさー」とか、「そこでオレはさー」とか、全然脈絡もなく自分の話に流れを変えたりとかする人。周囲はついてけない。でも語る。
この三人、すごく面白いです。きっともっと発言しても誰も何も言わない。それどころか大歓迎だけど、人がしゃべってる時は静かに聞くし、前に出すぎることはありませんでした。

そして、自分の価値観を押し付けることはありません。
指摘や後輩への指導も、基本的には最低限。それでいて要点はビシっと押さえてます。

また、この人たちが誰かのことを悪く言うのを殆ど聞いたことがありません。
私が在籍したサークルは、全く問題がなかったわけではありません。
なにぶんTRPGってのは人間関係が濃いですから、問題はたくさんあったと思います。
相性もあったりでそれをまとめる上級生であられる先輩がたは大変だったでしょう。
でも、悪口とかはなかったですね。
数年たったり、後から人に聞かれればぽつりぽつりと当時の心境を語る程度で、自分から「あいつ●●だよね」なんて絶対言いませんでした。

そして、GMの時もPLの時も、周囲の人を分け隔てなく扱います。
そんなんフツーって思うでしょうけど。
私のようなPLとしてもGMとしてもペーペーな人間はもちろん、それこそセッションを壊すような人ですら、きちんと一人のPLとして扱っていました。
当時2人のレジェンド級が同時代にいたんですが(恐ろしい!!)、片方(リンドリでアイドルになりたかった方)がもう片方を憎んでいたんですね。その彼が嫌われた原因って、私怨をセッション内に持ち込んだこともあったと思うんです。発言するなとか(レジェンドは声のボリュームなんか考えませんから、自分の発言が消されれば憎むわけで)、難癖つけて自分がGMの時は経験点を一人だけ少なくしたりとか、報酬やマジックアイテムを渡さなかったりとか。挙句にそのPCがたいしたことしてなくても殺すとか。

でもこの3人は、当たり前なのですが、どんなレジェンドでも平等に扱いました。
自分のセッションを壊す輩でも、一人のPLとしてちゃんと扱うんです。
逆に、レジェンドがGMの時でも、真剣にGMの話を聞くのです。

ものすごい精神力だと思います。

だって。
GMが自分のPCをフューチャーするためだけのシナリオも苦痛だけど。

「いきなりスタンクラウド→全員麻痺→馬車に押し込められる→途中、魔法が切れるたびにスタンクラウド→こうして自由人の街道をずんどこずんどこ旅をして、気がつけばロマールの闘技場」なんてシナリオ真剣な表情で取り組めるかよ。

ここらへん全く私の勝手な考えなんですが。
PLがGMに敬意を払うのは言ってしまえば当然。
フツーであればね。フツーなら。
GMを敬えないPLなんか産廃です。
それも多分GMを一度でも経験すれば変わると思うけど。GMって大変よ?PLにはPLの大変さもあるかもしれないけど、基本的にセッションにはルールブックと筆記用具ってのが準備の全て。でもGMの準備っていろいろあるでしょ?産みの苦しみとかたくさん。

しかしまぁ、レジェンドはレジェンドでとんでもないGMですし(オールウェイズ楽しいのは自分だけ!)、私にいたっては脳が変色してそうなマイリーの司祭さんを出すようなGMです。いつ全員が席を立って出てってもおかしくないセッション内容。
でもこの人たちは、PLである時は、他のちゃんとしたGMに対するものと変わらない態度でGMに接していました。
ちゃんとしている人としてない人を同等に扱うのもどうかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あからさまに差別・区別がはかられたテーブルってのは、自分が被差別メンバーでなくたって居心地が良くないものです。

精神力に絡んで、私が「そういえば、あの人たちはあぁだったな」と一番痛感したこと。

セッションを通じてずっと、表情が穏やかだったんですね。

同じメンバーで長くやってたら、不満も出ますよ。
「どうしてあそこで?」とか、「何であの人が?」とか、「ここでこういう流れはおかしいじゃん!」とか。その不満が自分だけの扱いか、それともセッション全体のことかはその時によるでしょうけど。昨日今日始めたわけではない人の集まりですから、いろんなものが生じると思うのです。
私だって加入後初めてのセッションでレジェンドGMに2時間放置された時は、全然わからなかった。TRPGってこういうもんだとばかり思ってました。
「ニューフェース・ニューパワー・ニュージェネレーション」
http://berusupo.seesaa.net/article/3217086.html

少しTRPGに慣れてくれば彼らの嫌なところが自然と目に入ります。文句も出ます。
でも皆さんは、いつも穏やかな顔をしてらっしゃいました。内心はいろいろあったと思いますよ?レジェンドたちとの付き合いも私より長いんです。いろんな問題に気づかないわけないです。
でも、顔に出さない。
もちろん間違っていることなら言うでしょうけど、それも最後にです。
(逆を言えば、この人たちを怒らせたら最後でしたね)
基本的にテーブルの雰囲気を悪くするようなことは絶対言いません。やりません。それどころか、彼らが存在するってだけでテーブルの空気がやわらかく暖かいものになるのです。

人の話を聞き、GMの時もPLの時も、常に皆と一緒に楽しもうとする姿勢。
どんな時も必ずどこかに楽しみを見出そうとする姿勢。
そして人を攻撃しない。押し付けがましくなく、自己主張は最低限。
それでいて、彼らの紡ぐ世界は最高。

そんな人たちが、同じ時代に存在した。
そこに自分もいられた、それってすごい幸せなことです。

ただ「昔は面白かったなぁ」って言ってしまえばそれまで。でも私は今も楽しい。すごく楽しい。その今を作って下さったのは、大切なことをいろいろ教えて下さったのは先人たちなんですね。でなきゃ誰も私となんて遊んでくれませんよ!
なんでも自分の功績じゃない、たくさんの人が自分を生かしてくれたと思えるならば、いつもとは違った気持ちでセッションに挑めませんか?

あと、まぁ、「尊敬するTRPGプレイヤー」の末席におまけ程度ですが旦那も加えておきます。この中では一番精神年齢が低いんですけど(笑)。文字通りの身内なんで誉めそやすのはイタいですが。
ヤツの場合量産型ですね。
大学時代。先輩がゴソっと抜けて新入生がガバっと入ってきて、皆途方に暮れちゃった時。
ヤツは一年間毎週ずっとシナリオを二本ずつ作り続け、下級生の面倒を見ました。
「学生は時間あるからさぁ」とか「それくらいオレもできるよ」って思う方。

ほんじゃやってみて。

コンスタントに、一定以上のクォリティを保ってシナリオを作り続け、PLを満足させるなんて私からしたら人外です。絶対無理。
PLがGMを敬うのは当然って私の考えもここから来てますね。当時はあまり面倒見られてるって思わなかったけど、ありゃすごい面倒見だよ。うん。毎週苦労して、それでいてそこにいるPLたちと一緒に楽しさをシェアしてたんですから(あのキャンペーンの数々はそこにいた全ての人の思い出)。
楽しくなきゃ絶対できないことです。GMをやり続けるなんて。下級生にGM修行させればって思うこともあるでしょうけど、GMなんて強制されてやるもんじゃないですしねぇ。
なんだかんだでこの数年でヤツのシナリオを100本以上体験してますが、どれ一つ内容がかぶっていません(中にはシナリオソースを頂いたのもあったけど、そのまま出すってことはないし)。PLが観客状態になってはいけないとは思いますが、純粋に「今日はどんな話なんだろう!」と毎回思います。

偶然ながらこの4人はほぼ同い年。大学という枠組みがなくなってバラバラになってしまったけど、社会人としてもTRPG愛好者としてもますます円熟味を増しているであろう人たちがもしまた揃ってTRPGをやったとしたら……なんて考えると(たとえありえなくても)たとえようのないワクワク妄想。そこに入りたいと仲間が殺到することでしょう。

皆さんには、自分のTRPG人生に影響を与えた仲間や先輩が存在しますか?
そういう人の偉大さには、その時はなかなか気づけないもんです。
空気のようにさりげなく、でもかけがえのない存在。
縁遠くなったりして、初めてわかったりします。

恩返しがしたい!と思っても、そんなのなかなかできるもんじゃないです。第一どうすればいいんでしょう。その人を超えるとかって問題じゃないですし、そんなの永遠に無理のような気もします。

そこで。いつか私も、先人たちのように誰かにとって「あなたと一緒にTRPGができてよかった!」と言われるような人になろうと努力してみることにしました。

それが自分にできうる最高の恩返しでしょうから。
道は長いけど、頑張ってみる価値はあるかと思います。
posted by 管理人 at 07:27| Comment(5) | TrackBack(1) | 今日の考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
高楊枝。
オレも見てました(笑)
あの番組は見てると年をかんじますよね・・・。

TRPGで尊敬する人・・・そこまでの人はいないかなあ。
うーん、大体TRPGやってる環境が同い年、高校の時の連れってかんじなんで。
サークルとかでやったこともありませんし。
でも、TRPGという世界に入る糸口を作ってくれた連れには感謝。
最初はそれこそできあいのシナリオでプレイしてたんですが。
それでも名前だけしかつけれない世界しか知らなかった自分には全てが新鮮で。
いまでも色褪せない、あの時の感動・・・くせえ(笑)
Posted by ボウズ at 2005年09月27日 21:45
凄腕GMにして良識PL・・・
素晴らしい人達と卓を囲んでいたのですね^^
また、旦那さんもかなりのゲーマーさんだと思います^^
真似しろなんて言われてもまず無理ですww

こういった話を伺うと、自分結構狭量なプレイをする事が
多いので、考えさせられたりします。



>どんな時も必ずどこかに楽しみを見出そうとする姿勢。

これが一番大事なのかもしれないと、思ったイズミでした^^ではでは〜
Posted by イズミ at 2005年09月27日 21:53
一人よがりな記事ですがコメント頂けて嬉しいです。

>ボウズさん
きっと私も、一番最初にプレイした同級生とずっと遊んでたら「尊敬」までは行かなかったと思いますが。違った環境に行けばもしかしたら出会うかもしれませんよ。いつも感謝の心は持ち続けても損はないです!
「いまでも色褪せない、あの時の感動・・・」
その感動、誰かにも伝えられたらいいですね♪

>イズミさん
本当に、素晴らしい先輩たちに囲まれてたんですが、何にも恩返しができないまま現在に至ってて恥ずかしい限りです。
今は今の、昔は昔の良さがあるのでそこらへんを大事にしつつ前進しようと思います。

コメントありがとうございました!
Posted by 管理人がちゃ at 2005年09月28日 07:36
 ウワー。ええ話ですねぇ。ほろり。
 私はゲーム系では尊敬できる人...いまへん。
 軽蔑できる人は面白いくらい出会いましたが。

 そんな私は、
 「いやー(My本名の苗字)さんは、酒飲みとして尊敬してるよ!」と、某サークルの元代表に正面きって言われるようなアレな人間デス(DEATH)。
 誉め言葉なんだろうなぁと思っております。
Posted by 数の子 at 2005年09月28日 10:57
数の子さんこんにちは。
オレも酒飲みとしてというか、ホンマモンのオヤジ(その日初対面)にオヤジとして敬われてしまいました。お母さんごめんなさい。

きっと数の子さんちのコたちは数の子さんのこと尊敬してますって!
人にTRPGやる場を提供し続けるのってすごいことですから。

コメントありがとうございました!
Posted by 管理人がちゃ at 2005年09月28日 13:42
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Tracked: 2005-09-28 13:10
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